埼玉県庁経験者職員採用試験(中途採用)の攻略法! 

公務員へ転職

埼玉県庁は都道府県庁の中でも1,2を争う人気の職場です。

理由として、人口が増加傾向にある優良自治体であること、職場の福利厚生がしっかりしていること等が挙げられます。

社会人経験者採用を積極的に行っている数少ない自治体ですが、ほとんどの受験者は付け焼き刃で挑み、残念な結果に終わってしまっています。

そこでこの記事は、付け焼き刃ではなく盤石な対策で臨めるように埼玉県庁経験者採用の内容と対策について徹底解説します!

これを読んで他の受験者と大差をつけましょう!

受験資格は非常にシンプル

中途採用は何かと条件が厳しいことが多いですが、埼玉県庁の経験者採用は満たすべき受験資格は年齢制限と職務経験のみです。※「禁錮中ではない」など当たり前の要件は除く

年齢制限

試験の実施される年の4月1日現在で59歳未満の人が対象です。

これはすべての区分(一般行政、心理、設備、総合土木、建築、農業)で共通です。

職務経験

大卒後に5年以上の職務経験が必要です。

(短期大学又は専修学校卒の場合は7年以上、高卒等の場合は9年以上の職務経験が必要です)

常勤で6か月以上継続して就業していた期間が該当し、非常勤のアルバイト、パートタイマーとしての職務経験は含めることはできません。

連続5年間勤務した経験である必要はなく、6か月以上の経験を合算して5年以上ならOKです!

求められる職務経験は区分(一般行政、心理、設備、総合土木、建築、農業)によって異なります。

一般行政

職務経験は何でもOKです!

ただし、一般行政のみ公務員としての職務経験はカウントできません。

心理

児童相談所等の福祉分野、家庭裁判所等の司法分野、学校等の教育分野、精神病院等の医療分野における以下の実務経験
●心理診断(心理検査)業務、知的障害者へ交付される障害者手帳の判定業務
●心理ケア(カウンセリング)、コンサルテーション業務

設備

建設会社、設計コンサルタント、官公庁等での設備(電気・機械)職における以下の実務経験
●建築物(住宅・マンション・オフィスビル・大規模商業施設等)の計画、設計、積算、施工監理、維持管理、修繕業務
●水道・下水道施設の計画、設計、積算、施工監理、維持管理、修繕業務
※電気職については、電気主任技術者の資格を有することが望ましい

総合土木

建設会社、設計コンサルタント、官公庁等における以下の実務経験
●道路・橋りょう・水道・下水道施設の計画、設計、施工監理、維持管理、修繕業務
●河川の護岸整備・ダム・水防・地すべり・がけ崩れ等に関する調査、設計、施工監理業務

建築

設計事務所、総合建設業、ハウスメーカー、設計コンサルタント、官公庁等における以下の実務経験
●建築物(住宅・マンション・オフィスビル・大規模商業施設等)の計画、設計、積算、施工監理、修繕業務
●市街地開発事業等の都市計画に関する業務
●民間指定確認検査機関等での建築確認審査又は検査業務
※一級建築士や建築基準適合判定資格者の資格を有することが望ましい

農業

農業・食品関係の企業(資材・機材メーカー、種苗会社、商社、食品メーカー、流通会社)、試験研究機関、教育機関、農協、官公庁等における以下の実務経験
●農業者等に対する生産、加工、販売促進、流通等の指導・支援業務
●農産物に関する生産、加工、販売促進、流通、試験研究業務

試験スケジュール

例年、8月に選考案内が始まり、12月に最終合格発表が出されます。

転職師範
転職師範

短期決戦です!

令和3年度のスケジュールを基に採用内定までの流れを見ていきましょう。

採用内定までの流れ
  • 8/19
    受験案内公開
  • 8/19~8/29
    受験申込期間
    • インターネット申込
  • 9/25
    1次試験
    試験(事務時間内容
    教養(択一式)120分40題必須回答
    経験論文75分900~1,100字

  • 10/18
    1次試験合格発表
  • 10/30
    2次試験
    試験(事務時間内容
    課題論文75分900~1,100字
    面接個別面接
  • 11/25
    2次試験合格発表
  • 12/4
    3次試験

    個別面接。社会性、積極性、信頼性、達成力などについて。

  • 12/13
    最終合格発表

 

埼玉県庁経験者の倍率

埼玉県庁は人気の自治体ですが比較的、倍率は低めです。

さらに実際は、対策なしでぶっつけ本番の人や記念受験が多いため、実質倍率はかなり低いようです。

年度令和3年度令和2年度令和元年度
一般行政27.015.524.2
心理2.0
設備2.74.57.3
総合土木2.95.34.4
建築3.02.34.5
農業7.314.55.0
出典:埼玉県職員採用情報(https://www.pref.saitama.lg.jp/f1903/saiyou/shiken/index.html

第1次試験の傾向と対策

第1次試験の内容は次の通りです。

試験内容時間
教養択一式40問120分
論文経験論文75分

それぞれの傾向と対策を見ていきましょう。

教養試験

一般的な公務員試験とほとんど変わらないスタンダードな内容ですが、難易度は低めです。

したがって、 地方初級(高卒程度)もしくは地方上級(大卒程度) の過去問集を使って対策するのがいいでしょう。

公務員試験は、過去問や他の試験区分から問題を借りてくることが非常に多いので、過去問対策が最強の対策になります。

おすすめはやはり定番の「過去問350」もしくは「過去問500」です。

基本的には「過去問350」で十分ですが、万全を期すのであれば「過去問500」までやる方針でいいでしょう。

もし「過去問500」までやる場合は、難問が多いので深追いしないよう注意してください。

まずは過去問を解いて感覚をつかみ、その上で参考書で補強する流れが鉄板です。

論文

経験者採用の山場が論文です。

与えられたテーマについて、あなたの経験をどのように生かすことができるのか900字~1,100字で論じます。

例題は以下の通りです。

【令和3年度】

今後の埼玉県政を進める上で重要と考える課題を挙げ、その課題を解決するために、あ
なたが職務経験で得た知識や能力をどのように生かせるかについて、900字以上1,1
00字以内で論じなさい。

出典:埼玉県職員採用情報(https://www.pref.saitama.lg.jp/f1903/saiyou/shiken/index.html

例年、行政の一般的なテーマについて、あなたの経験をどう生かせるのかを述べるよう求められています。

テーマに対する解釈と、あなたの経験、そしてそれをどう生かすのか、1,100字以内にコンパクトにまとめる必要があります。

論文は非常に不安定になりがちですが、実は「型」を知れば驚くほどスムーズに安定して論文が書けるようになります。

対策としては、やはり定番のこちらが間違い無いでしょう。

職務経験論文の模範解答と解き方|特別区採用試験対策|note
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「型」をバッチリ身に着けて安定した論文を書けるようになりましょう。

第2次試験

2次試験の内容は以下の通りです。

試験(事務時間内容
課題論文75分900~1,100字
面接個別面接

それぞれの傾向と対策を見ていきましょう。

課題論文

提示された課題(埼玉県に関連する事項が出題)に対する自身の考えについて、900 字~1,100 字の記述式による筆記試験を行います。

課題に対する理解力、思考力の他、文章による表現力、その他の能力について採点されます。

過去の例題を見てみましょう。

 埼玉県では、令和3年5月に内閣府から「SDGs未来都市※」に選定されたことを受け、令和3年9月に「埼玉県SDGs未来都市計画」を策定しました。
 同計画では、2030年のあるべき姿として、①安心・安全の追究、②誰もが輝く社会、③持続可能な成長の3つを掲げています。
 そこで、あなたが志望する職種の行政分野において、2030年のあるべき姿を実現するため、県としてどのような取組をしていくべきか、あなたの考えを900字以上1,100字以内で論じなさい。
 なお、3つのあるべき姿から1つ以上を取り上げて論じても、全体について論じてもどちらでも構いません。
※SDGsの理念に沿った基本的・総合的取組を推進しようとする都市・地域の中から、特
に、経済・社会・環境の三側面における新しい価値創出を通して持続可能な開発を実現するポテンシャルが高い都市・地域

出典:埼玉県職員採用情報(https://www.pref.saitama.lg.jp/f1903/saiyou/shiken/index.html

ご覧の通り、出題文がやや長いことが特徴です。

ありがたいことに、提示された課題については出題文でおおよそ解説してくれますので、無対策でも何とか書けることが多いです。

とはいえ、事前知識があれば越したことは無いので時間が許す限り県の計画・施策をインプットすることをお勧めします。

計画・施策 - 埼玉県

個別面接

社会性、積極性、信頼性、その他の能力について、個別面接による試験を行います。また、人物試験の参考とするため、公務員として職務遂行上必要な素質及び適性についての検査を行います。

面接は公務員試験でありがちな質問を一通り押さえておけば、大きく崩れることはありません。

また、面接では職務経験についての確認がされますので、自身の経験について詳細かつ分かりやすく伝える練習をしておくと良いでしょう。

2次試験では適性検査も行われますが、この検査で直ちに評価がなされるわけではありません。あくまでも面接試験の参考として使われるだけなのでリラックスして臨みましょう。

ただし、適性検査の内容と面接の回答に矛盾があってはなりません。ブレが無いように一貫性をもった姿勢が重要です。

面接の秘訣

さて、重要な面接ですが攻略の秘訣があります。

それは、あなたが「埼玉県庁が求める職員像」と合致していることをアピールすることです。

求める職員像と合致している人材を採用しないわけがありませんよね?

「求める職員像」は知っているだけで切り札になるほど重要な情報なのに、社会人採用試験の場合、ほとんどの受験者は把握していません。

したがって、これを知っているだけで多くの受験者を軽々追い抜くことができます。

さて、埼玉県庁が求める職員像ですが、実は募集要項にしっかりと書かれています。

求める人材

【県が求める人物像】
埼玉県では、「新たな課題にチャレンジし、成果を生み出す職員」を求めています。
職員に求める姿勢や能力として、「県民目線で県民の声を実現する」、「成果を最大限重視し、実行する」、「既存の殻を破り物事を考える」の3点を重要視しています。
これらを踏まえた上で、この試験では、「社会人として培った経験と柔軟な発想、広い視野や優れたコスト意識などを埼玉県の県政に生かすことのできる」方を求めています。

転職師範
転職師範

大半の受験者は見落としていると思います笑

これらは非常に重要なので、必ず覚えておいてください。

暗唱できるレベルまで染みつけば面接は勝ったも同然です。

面接では上記の能力を発揮した経験を述べることで「求められる職員像」ということをアピールできるので大きな評価に繋がります。

すべての回答で上記を意識してください。

求められる職員像から逆算して面接を組み立てるのは公務員試験の定石ですので、ぜひともここで学んだ内容を活かしてライバルを追い抜いてください!

第3次試験

社会性、積極性、信頼性、達成力などについて、個別面接による試験を行います。

転職師範
転職師範

これに合格すれば晴れて採用内定です!

なお、最終合格者は第1次試験、第2次試験及び第3次試験の結果を総合して決定しますので、筆記試験の結果も合否に影響します。

過去の実績をみると、3次試験ではじかれるのは毎年1~3人程度です。全員合格の場合もあります。

したがって、ほぼ意向確認の場とみて良いでしょう。

とはいえ油断は禁物。

最後まで礼節を持って、真摯に臨みましょう。

まとめ

埼玉県庁は首都圏の豊かな自治体ということもあり、社会的信用が高く、生涯にわたって安定した生活ができます。

この記事で少しでも論文や面接のコツを掴めたのならば、それだけで大きなリードです。

自身を持っておすすめできるので、ぜひトライしてみてください!

それでは、あなたの合格と幸せな未来を願っています!

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